
こんにちは、岩水トシヤです
今回はマルチタスクについての感想文です。
ガジェット勢には「スマホの?」と思われそうですし、「PCの?」とかも思われるかもしれませんが、今回は意識の高そうなあっちです。
「自己管理(スケジュール)面でのマルチタスクについて」です。
HSP(繊細さん)な私を実験台にした3年がかりの感想でもありますので、御覧下さい。
今回は丁度いい画像が見つからなかったので文字ばかりです。
それではどうぞ。
そもそもマルチタスクって?
ってのは要らないような気がしますが。
複数のタスク(やる事)を自分に課して、常に複数の事を考えながら生活していく事です。
私はHSPで1つの事に集中しはじめると他の事が考えられなくなる意味ではマルチタスクに向いていないはずなのですが、それでも良い面がありました。
マルチタスクの良い点
まずは箇条書きから行ってみましょう。
- 複数の事を一気に進められる
- 一方で進みが悪くなっても、他方で進みが良ければ精神衛生上よろしい
- 成果は1つ1つを100%として受け取れる(3タスクなら最大300%)
- マルチタスクをこなす事に忙しいので、イライラする暇がない
1つずつ見ていきましょう。
同時進行
箇条書きでは、”複数の事を一気に進められる”と書きました。
1日24時間というのは人間誰しも与えられた平等なリソースなので、1つの事を1日10やってた人が、3つの事を30こなせる訳は無いです。
せいぜいが3,3,3でトータル9くらいじゃないでしょうか。
たまに経営者のようなパワフルな方で8,8,8くらいで24くらいやってそうな人も居ますが。ああいう人らはいつ休んでるんですかね。
ですが、自分の価値観や知見を広げるという側面で見た場合1つの事を続けるよりも、3つの事を進めたほうが新しい発見を得られやすいです。
私の場合
特に私のこのブログなんてのはネタを探し続けるのが永遠のテーマみたいな所ありますから、アンテナを張り続ける意味ではマルチタスクの方が拾える情報の幅が広がります。
マルチタスクを実験しはじめた2018年当時は、ダイエット、自転車、ブログ開設の3つ(いずれも未知の領域まで突入)をこなしていました。
ダイエットは年間で32kg減、自転車は年間で14,000km走破(相応にセルフメンテナンスを実施)、ブログはWordpress初見で遥か昔のHTML/CSSの知識と検索力で応戦、といった具合でした。
2021年の最近では、メインのPCを教えるお仕事、副業狙いでブログと、あわよくばのYoutube配信ですかね。
どれもまだ種まきの状態ですが、別分野の事を同じ日に考えられるのは楽しいです。
リスク分散
箇条書きでは、”一方で進みが悪くなっても、他方で進みが良ければ精神衛生上よろしい”と書きました。
これはHSPの方やリフレーミングを目指してる方には効果があるメリットだと思います。
どういう事かというと、1日のリソースに限りがあるので3つの事をやってるなら33%ずつ進められると良さそうですよね。
その時、なにかに躓いて1つの進捗が2%まで落ちたとします。
「でも他2つは33%かそれ以上出来てるからまぁいいや」と思えるようになる(する)のがリスク分散だと思ってますし、実際そう思うことで自己のメンタルはかなり安定しました。
仮に1つのことしか取り組んでいなくて2%の進捗になったら、1日2%ですよね。
3つの内の1つが2%なら、他66%があるので68%は進んでます。
2%と68%だと精神衛生上どちらがよろしいかは一目瞭然ですね。
私の場合
2021年の私でいうと、仕事、ブログ、Youtubeと3本柱におまけで自転車などがまだくっついてる感じです。
仕事ですら、私は生きづらさMAXのHSPなので時々体調を崩して休職一歩手前まで行きます。
しかし、この時ブログの執筆かYoutubeでのゲーム配信などが出来ていると「(まだお金にはなってないけど)他の生産的な行動が取れてるな」と自分を追い詰めずに済みます。
といった具合にリスク分散をしています。
成果は1つ1つを100%として受け取れる
箇条書きでは、”成果は1つ1つを100%として受け取れる(3タスクなら最大300%)”と書きました。
リスクは減るメリットがありましたが、成果はなんと増えるメリットがあります。
これは自己肯定感を高める練習にもなるのですが、1タスクとはいってもその中にいくつもやる事というのはあるはずです。それらが出来た時、それをそのまま受け入れる事でマルチタスクの分受け取れる成果というのは増えます。
私の場合
これは机上で話をしても分かりづらいので私の例を挙げましょう。
- 私は週5ではないですがお仕事をしています。
- 更に不定期でYoutubeでゲーム配信をしています。
- 更に更にブログの記事投稿も再開しました。
- (身体を動かす有酸素のストレス発散で自転車も継続してます)
- 休養も重要なタスク、毎日1,2時間仮眠する
ここで、これらを1日に有り得そうな量で数値化してみましょう。
- 仕事はフルタイムに届かないけど、与えられた業務はこなしてるので70%くらい
- Youtube配信は最近低浮上だけど、サムネ準備、ゲーム準備、トークに気を付ける、ゲームをグダグダさせない、など1回の配信で100%上げちゃう。仮にサムネ作っただけでも20%上げちゃう
- ブログ更新はネタ出し(タイトル程度)でも20%、1記事で100%上げちゃう
- 自転車も無意識で乗ってるけどストレス発散になってるから50%
- 仮眠ゼロでも目を瞑っていられれば20%、1時間で50%、2時間なら100%にする
さて、これらで毎日の平均でどれくらい出来てるかというと、
仕事70 + Youtubeほぼ0 + ブログ100 + 自転車50 + 仮眠50
トータルで、270%の成果を毎日上げています。
これ、さっきのリスク分散も効いてるの分かります?
Youtubeがゼロなのに270%「も」成果が上がってますよね。
仕事70%”しか”出来ない、、、じゃなくてですね、トータルで270%出来てる!とか今日はブログ100だったな!とかって自分を褒める為にマルチタスクを行っています。
イライラしない
箇条書きでは、”マルチタスクをこなす事に忙しいので、イライラする暇がない”と書きました。
私のHSPのイライラの要因はDOESで説明が付くのですが、深く考え事をしていると、脳が疲れてきて、些細なことで神経が高ぶって、イライラしてきます。
この深く考え事をする、という事をいきなり無くすのがマルチタスクです。
私のHSP(Highly Sensitive Person:繊細な人)に関する紹介はこちらをどうぞ。
時間は人みな有限です。
限られたリソースの中で少しでも成果を上げるには、考えたり決断する時間を減らすしかありません。
その為、各タスクの中でやれることの優先順位を付けながら、自分に出来そうなものから順番に片付けていきます。
無心で片付けていると、深く考える暇が無いので、結果的にイライラする事もありません。
マルチタスクの悪い点
さて次に悪い点。
勿論あります。
また箇条書きにしていきましょう。
- 決断力と行動力が物を言う
- 想定してる以上に1つ1つの効率は落ちる
- マルチタスクに囚われるとそれが要因でイライラしてくる
- 睡眠不足に気を付ける
数は少ないですが結構致命的なものが並びます。
見ていきましょう。
決断力と行動力が物を言う
箇条書きのまま書きました。
HSPであっても、そうでない人でも決断に迷ったり、いざ行動しようとすると尻込みする人は多いと思います。
マルチタスクは決断する為の思考時間を減らさないと成果が減るばかりです。
なので決断力や行動力に自信がないなという場合は、まずはそれらを高める事を意識してみてはどうでしょうか。
決断力
すごく簡単で基礎的な決断力の高め方としては、
「コンビニでおにぎりを買う時は絶対に”鶏そぼろ(好きな具材)”にする」
という事です。
これだけで、少なくとも「今日のおにぎり何にしようかなー」と決断に迷う事は無くなります。
これを繰り返していくと、タスクに応用出来るほど決断力がついてきます。
行動力
行動力に関しては、「行動力があったら行動出来るのにな」という前提がそもそも間違ってると認識する事です。
作業興奮という言葉があります。
ドイツの心理学者であるクレペリンが発見した事です。
「やってる内にやる気が湧いてくる」という事が分かっています。
なので、「行動力があれば」ではなくて「まず目の前の小さい1つに全力を出してみる」という事も大事です。
小さくて大丈夫です。
私のブログ記事でいえば、「まずエディタを起動する」、これだけ出来れば記事一本書けたようなもんです。
こんな感じで自ら行動力を高めるように、最初の小さな一歩を踏んでみましょう。
行動力の余談
なんか意識高そうな事言ってるので意識低そうな事言ってみましょうか。
ゲームもなんだかモチベーションが上がらない時って、本体のスイッチを点けるのすら面倒じゃないですか?
でも、頑張って(?)スイッチを点けて、ゲームを起動さえしてしまえば1,2時間は遊べると思います。
これと似た事を普段のやりたい事、やる事で行うんです。
効率が落ちる
箇条書きでは、”想定してる以上に1つ1つの効率は落ちる”と書きました。
文字通り「びっくりするくらい」効率が落ちると思って下さい。
3タスクならいつものリソースを3分割するだけだから1つ1つは100%のノリで取り組めるだろうだなんて甘すぎます。
始めの内こそ1つ1つを100%のノリで行えるかもしれませんが、マルチタスクを継続してくると1つ1つが50%に満たないくらいの効率しか出なくなります。
常に頭の片隅で他のタスクが気になって、タスクの邪魔になったりします。
こうなってしまったら疲れてるか、無理をしすぎてるという事なので、休養をとりましょう。
私の場合
私の場合は2018年のブログ絡みのマルチタスクは1年持たなくて、結果的にその後1年半くらい更新ゼロの状態で放ったらかしてました。
その間は仕事第一に頭を切り替えて仕事を優先、仕事でイライラしてきたら仮眠で休養をとるなど、工夫をしながら2021年にまたマルチタスクを行い始めています。
私のような一般人がマルチタスクをやろうとすると弊害も大きいので、自分の様子を見て危ないと思ったら立ち止まったり引き返す勇気も必要です。
私は大体引き返せずに仕事に支障を来しながら生きてます。
マルチタスク、難しいですよ。
マルチタスクが要因でイライラしてくる
箇条書きでは、”マルチタスクに囚われるとそれが要因でイライラしてくる”と書きました。
後述する睡眠不足とも絡んでくるのですが、マルチタスクを行い続けると休養するタイミングが少なくなります。
そしてHSPな私には休養(仮眠)こそ最も必要な精神安定法です。
結果的に「次にあれやって、これも考えて、えーっとさっきのあれは、、、」と毎日目まぐるしく生活する事になってしまい、いざ仮眠をとろうとしても脳だけ活性化してしまって眠ることが出来ませんでした。
必要な休眠がとれないでいるので、前日のイライラを引き摺りながら翌日も仕事をします。
これでは心身が壊れてしまいます。
気を付けたい所です。
睡眠不足に気を付ける
これはそのまま書きました。
どうしてもマルチタスクでそれぞれに成果を求めてしまうと、睡眠時間を削りがちですが、良いことなんて一つもありません。
よく言われますし、実際私も自分で実験してそうだなと思うことに、
「寝溜めは出来ないけど、睡眠負債は早めに返せ」
という事があります。
元々私は7時間くらいは眠らないと段々心身に不調が出るタイプなのですが、酷い時はAM2時に寝てAM5時に起きるみたいな生活を続けていました。
もちろん心身を壊しました。
心身を壊した結果、身に付けてきたストレス軽減法はこちらを御覧下さい。
今は「仕事から帰ってきたら絶対1,2時間仮眠する」と対策をとったので、AM1時入眠、AM6時半起床(5.5時間)、帰宅後の仮眠1,2時間(トータル約7時間)を毎日行うようにしてます。
ちなみにAM1時は入眠ですよ。
消灯じゃなく、目を閉じて眠りについてるのがAM1時です。
消灯してるのはPM11:30とかです。
マルチタスクのまとめ
という訳でいかがだったでしょうか。
え?
悪い点ばかり目立つ?
そりゃそうです、マルチタスクなんてやらないで済むならやらない方が良いと思います。
カラダがぶっ壊れるよりいいや、界王拳を3倍まで上げるしかねぇ(一部オブラート)と言った方は便利な豆の力で復活しましたが、現実にそんな豆はQPコーワゴールドαPLUSか養命酒くらいしかありません。
栄養ドリンクやカフェイン飲料は寿命の前借りだと思ってます。
向いてなさそうな私を実験台にしても、一応利点はありましたよという感想文として読んで頂けたらと思います。
あなたもどうかご自身の心身を第一に生活して下さい。
それではまたの機会にお会いしましょう!
ブヒ!
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