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【心の安全基地】統合失調症当事者がはじめて安全基地を手に入れて5日目

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こんにちは。
今回は、統合失調症というよりは「心の安全基地」にフォーカスして書いていきます。

獲得までの流れ。
獲得してから数日感の定着作業。
外界に出てみて実際に刺激に触れてみる。
安全基地展開から5日経った今の心身の感覚。

それらを例え話を交えながら書いていきます。

それではどうぞ。

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「心の安全基地」獲得までの流れ

私は統合失調症当事者です。
病歴は長いもので20年近く、ずっと「疑い」のまま低用量の抗精神薬を服用していました。
そのおかげもあってか、3年前にはじめてキレイに陽性症状が出ましたが、そこまで派手なものではなかったです。
そこから3年越しに深い陰性症状で寝たきりレベルへ。
2ヶ月以上の寝たきり生活から少しずつ意欲が、本当に少しずつ出てきて。

ふと「窓辺の喫茶スペースでくつろげたら安心しそうだな」と「おひとりティータイム」スペースを自宅の片隅に設立。
2週間ほどおひとりティータイムを楽しんでいたところ、急激な安心感と充足感、安心感のカタルシス(落差)によって脳汁まで出る始末。

これが私の「心の安全基地」の初展開の流れです。

ちなみに「おひとりティータイム」というのは、

  • お香を焚く
  • Lo-fiミュージックなどの軽いBGM
  • ホットドリンク
  • お茶請け(ちょっとしたお菓子)
  • パソコンの前だと刺激があると思ったので、一歩引いた場所のスツールに腰掛ける
  • 息を吸って、細く長く深く吐く深呼吸(最初はやってなかった)
  • (喫煙者なのでタバコも補助具、無くても安心感は得られました)

こんな心理的な「儀式」をしながらティータイムを楽しんでいます。

ティータイムとか言ってますけど、ホットドリンクはインスタントコーヒーだったり、コーンスープだったり、味噌汁だったり色々です。
なんでもいいです。

お茶請けもあってもなくても良いんですけど、今のお気に入りはホワイトロリータですね。
あれ個包装を開けなくても香りがするので匂いを嗅いでるだけで安心できます。
食いしん坊なのに食べないときもあります。

Lo-fiミュージックが今の定番ですけど、刺激が少ない音楽なら環境音とか他の工夫でも良いと思います。

お香は個人的にハマってるからやってますけど、嗅覚刺激は結構大事だと思います。
どうやら嗅覚刺激は脳みそにダイレクトアタック出来るらしく、変な雑念を介さずにリラックス効果を期待できます。

パソコンから離れた場所のスツールも重要ですね。
そんなすごいスツールを買わなくて良いんです。
私なんて折りたたみ式のボックススツールですからね。
それを窓の近くに置いて座って、ドリンクとかはお盆に乗せて台の上に置いてます。

息を吸って長く吐く呼吸法は、安全基地が確立されてから始めたことですが、5日経った今となってはむしろこれがメインの軸かもしれないです。
頭がぼやーっとしたり、脳みそに何か練り込まれてるイメージだったり、脳みそが色んな反応を見せます。
あと腕とか顕著ですけど、腕本来の重さみたいなのを実感したりします。

タバコは、まぁ、嗜好品なので割愛しましょう。
これが無くちゃ成り立たないってほどではないです。

安全基地の感覚は、なんと言いましょうか。
不安や焦りが全く無くなったのが大きいですね。
あとは今は統合失調症の陰性症状明けで意欲のギアが上がってこないんですけど、「何かしなきゃ」が無くなって、「何もしなくても大丈夫」になってます。

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安全基地を自宅でひたすら定着させた

さて、自宅で安全基地がひょんなことから展開出来てしまったので、これは定着させるしかないと思って、毎日1回以上「おひとりティータイム」を楽しむようにしました。

ちなみに今の部屋には5年近く住んでますけど、こんなに安心できたのは人生でもはじめてです。
今まで私は安全基地を持たずに人生をウロウロしてたみたいです。

はじめのうちは安全基地=心理的な「儀式」=おひとりティータイムじゃないと発動しないと思ってたのでちょっと肩ひじ張ってましたね。
あと日を追うごとに安心感による充足感というか、安心のカタルシスによる脳汁感みたいなのは薄れてきました。
これはむしろ「はじめての」安全基地展開による安心感が強烈なカタルシスとなって、無刺激が刺激=ドパミンが出て脳汁感になったんだと考えるようにしました。

ここで例え話その1ですが、船と海と港みたいな感じだなって思ったんです。
自分が船で、今までの人生安全基地=港を持たずに航海を続けていました。
海は大しけ(ドパミン過多)にもなるので、なんとか転覆させまいと航海を続けてたんです。
それが不意に「あれ、島か?陸地か?」となって、安全基地=港に立ち寄ることが出来た、と。
ずーっと、それこそ40年も大海原で陸地なんて知らずに漂っていたのが陸地を見つけたときのカタルシスといったら凄いものだと想像に難くないですよね。
港を見つければこっちのものです。手持ちの地図に港の座標を刻み込んで、迷わないようにコンパスも新調して。
これで海(外界)に出て刺激を受けても、港(安全基地)に帰ってこれるようになったはずです。

例え話その2ですけど、私は今まで安全基地を持たずに生きてきたので、蛇口から滴ってくる水は、ドパミンのタライに直接落ちてたんです。
ドパミン=刺激優位な人生を送ってきたので、ゲームのガチャガチャに身の程知らずな課金をして脳汁を出してみたり、出もしないレアアイテムを求めてMMORPGの世界にどっぷり浸かったりしてました。
そこに40年越しにドパミンタライの真ん中に「セロトニンビーカー」みたいなのが建立されたんですよ。なんだこの安心感みたいな。
しかも蛇口から滴ってくる水はセロトニンビーカーめがけて落ちてくるんです。どんどん安心感が増してきます。
実際発達心理学のアタッチメント理論でも、安心しきった後にドパミン刺激を欲して冒険をして、疲れたり怖くなったらいつでも安全基地(セロトニンビーカー)に戻ってくるような幼年時代が健全なスタイルらしいんですよね。
そんな感じで今まで無かったのか、あっても気付かなかったのか、セロトニンビーカーの発見と水が貯まる様子に充足感を覚え始めたみたいな。

こんなイメージ。
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外出の用事があったので刺激に触れてみた

そんな感じで、数日自宅で安全基地の定着を頑張ってたのですが、どうしても外出しなきゃいけない用事があったので出かけました。

ここでびっくりするような事件というか出来事があったんです。
今までは緊張、警戒モードで人生を生きてきたので忘れ物なんて一度もしたことなかったのですが、この日は財布に千円札を入れてくるのを忘れてしまったんですよね。
ひどく落ち込むかと思いきや、「あ、安心感で安心しきってうっかりミスしちゃった、というかうっかりが出来るようになったんだ」とむしろ喜んでました。

この考え、いわゆる「リフレーミング」なんですよね。
理屈は知ってましたよ。でも実践出来たことなんて無かったんです。
それがこの日は無意識にリフレーミング出来たんですよね。

思うにリフレーミングだの感情の消化だのの小手先の技術というのは、安全基地があってはじめて成り立つ、セロトニンゾーンが自分の中に確立されていないと理屈が分かっても実践出来ないんじゃないかと思ったんですよね。

他の刺激でいうと、車内で舌打ちするおじさんが居たんですけど、今までなら「てめぇ、次で降りろやボケナスが!」となっていたのが「なんか進み遅いしイライラしてんだろな」くらいになりました。
あとは舌打ちに対して即座に「あ、これ刺激になる」と、車内で静かに深呼吸する防御策まで取れました。

安全基地初展開から5日経った今

そんな感じで5日経った今の様子を例え話その1(船と海と港)で書いてみます。

港が見えた時はそれはそれは興奮して脳汁が出ました。
何せ40年生きてはじめての陸地ですからね。
そして初めて港に上がってしばらくは陸酔いっていうんですかね、パイレーツ・オブ・カリビアンで船長が陸酔いしてる演技みたいな、船の上で平行が取れてたのが波のない港に来て酔っ払うみたいな。あんな感覚もちょっとありました。

そこで5日くらいも港にいると陸酔いも収まってくるし、港を見つけた!という安心感のカタルシスも収まってきて、おひとりティータイムしててもすごい安心感みたいなのは無くなってきたんですよね。
ただ、深呼吸をすれば身体の脱力感みたいなのは感じますし、脳みそは何かを感じ取ってるみたいです。

そして船乗りとしては、いつかまた海(リアル外界)に出たいと思いますよね。
ですが今(5日目)はまだその時じゃないんですよ。なにせ40年陸地を見ずに生きてましたからね。
自分をしっかりと療養するのもそうですし、船の船倉に食料や飲料をしこたま貯めないといけません(セロトニンの充填)。
船の備蓄(セロトニン)が貯まってきたら「そろそろまた海に出るか(健全な刺激への欲求)」となるわけです。

そして今度からは港=安全基地の座標はしっかり覚えてるので、海で何かあっても戻ってきて休息できるってな感じです。

他の例えを出しましょう。

ブラック企業(過緊張、警戒モード)に勤めてた人が会社を辞めて療養してるような。
ブラック企業では怒号やアクシデントや長時間労働などが常態化してるので、いざ安全な家に居ても「こんなに安心してていいのか?」みたいな疑問が浮かんでくると思います。
それと似てて、人生の日常ずっと過緊張だった私は今日は「こんなに安心してるのは何かの勘違いでは?」とか思ったりしてます。
これは時間が経って、脳みそも身体も心も安心しきったら自然と「あ、安心して良いんだ」ってなると思うんですよね。

他にも喫煙者ならではの例えとか。
私はこう見えて以前8年近く禁煙に成功したことがあります。まぁ、また吸い始めちゃったんですけど。
禁煙って最初の3日とか1週間が本当に苦痛で、頭の中はタバコのことでいっぱいです。
それが1ヶ月も経つと多少落ち着いてきて、ふとしたときに「あ、このタイミングっていつも吸ってたタイミングだな」とか誘惑が来るんですけど、なんとか躱してるとそのスパンも長くなってきます。
これと同じことが人生40年過緊張だった私が安全基地を手に入れて起きてるなと感じます。
刺激を受けたくてたまらない!、、、とはなってないですけど、刺激が無くて空っぽみたいな脳内なんですよね。
今後もふとした拍子に「あ、ここでいつも緊張してたな」とかってタイミングが絶対来るんですよ。
それらをうまく深呼吸とかで躱しながらやり過ごすと、そのスパンも数ヶ月、数年と長くなって、いずれ「安心してるのが普通」になっていくんだと思うんですよね。
どこかの誰かが「一度喫煙した人間は禁煙に成功しても「一生禁煙者」なだけ」と言っていましたが、人生40年物の過緊張からの脱却となると、安心が土台にしっかり馴染むには人生一度じゃ足りなさそうです。

うーん、感覚分かりますかね?

追記:安全基地は桃源郷なんかじゃなかった

この記事を投稿してから数日経ちまして。
なんか軽い勘違いをしてたなと思いました。

個人的に安全基地を持たないで大海原で大しけと戦いながら人生ずっと航海してきた身としては、安全基地とやらはさぞ桃源郷のような場所なんだろうなと思ってたんです。
ですが、いざ安全基地(港町)に人生ではじめて降り立って1週間ほど経ちましたけど、「あ、安全基地って大きなプラスをもたらす場所じゃなくて、大きなマイナス(大しけ=刺激、緊張)がない、プラマイゼロの場所なんだ」って思い始めてます。

このプラマイゼロの場所が、あるがままの自分というやつで、良く見せるわけでもない、悪い部分を隠すわけでもない、ありのままの自分をさらけ出して、安心感を得られる場所なんだなと思います。

今を海と船と港で例えるなら、人生40年大海原で航海していた船乗り(私)が、人生ではじめて港町(安全基地)を見つけて浮かれていたものの、1週間も港町の宿屋で寝泊まりしてたら「なんだ、こんなものか」ってなってるみたいな。
でも船倉に食料や飲料(セロトニン)が貯まりきってないので、また海に出ようって気にはなってないですね。
海(外界)に出ようと自然に思えた時は、健全に刺激を受けて、健全にまた港へ戻ってこれる気がしてます。

おわりに

そんな感じで、統合失調症が関係あるかは分かりませんが、私が「心の安全基地」を手に入れて5日経ったフレッシュな手記でした。

正直この5日は物の見え方が変わるレベルで感覚が変わってきてたので、これは手記に残さないと絶対後からじゃ忘れると思って今必死にタイピングしてるところです。

この手記がどなたかに刺されば良いなと思いつつこの辺にしたいと思います。

それではまたどこかで。

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