
こんにちは。
今回はLinuxゲーミングの環境紹介です。
世間ではSteam Machineが出てきて「コスパ最悪」とか騒がれてます(え、騒がれてすらない?)が、そんなことはどうでもよくて私のLinuxゲーミング環境をご紹介できればと思います。
母艦の紹介、自宅でベッド寝転びプレイ、出先からのリモートプレイ、あたりをガジェット紹介なども添えつつ書いていきます。
「Linux ゲーム」とかって検索すると「古いゲーミングPCをLinuxで生き返らせる!」みたいな記事ばかりで実践的な環境構築をしてる人が見られなかったので書いていきます。
それではどうぞ。
母艦(Arch Linux)

- Ryzen7 2700X
- 32GB RAM
- RADEON RX 7600
- 1TB SATA SSD(Linux)
- 2TB M.2 SSD(Steam)
- 256GB SATA SSD(Windows)
- YAMAHA AG-03
- 60%キーボード
- 8bitdo Ultimate 2C Wireless
- CATV回線(下り200Mbps、上り10Mbps)
こんな感じの構成です。
Linux(Arch Linux)とWindowsのデュアルブート構成です。
とはいえWindowsを立ち上げたのはこの1年半で片手で数えられるほどです。
以前はGeforce RTX 4060 8GBを使っていたのですが、LinuxとNVIDIAは相性が悪いのでRADEONと物々交換しました。
性能は同じくらいだと思います。
私は今となってはガチャガチャゲームはやらない、対戦ゲームもやらない、と今のゲーマーからすると少数派のソロゲーマーなので今の環境で何も困ってないです。
本当にたまにDiscord友達から「○○あそぼ〜?」と言われるとDRMだかアンチチートのせいで協力ゲームが一緒に遊べないとかって事態になりますが、そもそも友達が少ないのでそこも無問題です。
惜しいなとちょっとは思うゲームは、原神が雷電将軍やナヒーダを持ってるのでPCで動かしたい気もしなくもないくらいです。動かそうと思えば動かせますけど。
対戦ゲーム=シューターゲームは端から興味がないので本当にノーダメージです。
Arch Linuxはなんかディストロホッピングを繰り返してたら行き着きました。
根はDebianが好きなんですけどカスタムするとシステムが不安定になるので、ワシワシいじれて基本的にバニラ状態なアプリが降ってくるArchを使っています。
ローリングリリース(常に最新版)自体には特に興味がないですね。バニラ状態で使えるのが好みです。
2026年6月にAURがマルウェア爆撃を受けたのもあって、今はpacman + Flatpakで運用してます。
Linuxが立ち上がるとSteamも自動起動するようにしておいて、コントローラーを接続してガイドボタン(いわゆるXBOXボタン)を押すとBig Pictureモードにも出来るので、据え置きゲーム機的にも使えます。
それならBazziteで良いじゃんって声も聞こえてきますけど。
寝転びリモートプレイ(iPad pro)
さてここからが「環境構築」というゲームの本題です。
まずは、と言いながら環境構築自体は最後に行った「自宅でのベッド寝転びプレイ」用のiPadの調整です。
CATVルーターをブリッジ接続して配下にルーターを接続
うちはCATV回線で下りこそ200Mbpsくらい出ますけど、同軸ケーブルの性質で上りは10Mbps制限が掛かるので、そこを工夫しました。
用意するものはCATVモデムの他に1つ普通のルーターを持ってきます。
これでCATVルーターをモデムとして「ブリッジ接続」に設定。
配下に用意したルーターを「ルーター機能」としてLAN接続。
このルーター機能のルーターにPCやモバイル機器をすべて接続します。
こうすることで、CATVは上り10Mbps制限ですけど、自宅の内部ネットワークはルーター機能ルーターの性能でぶん回せるようになります。
あとうちの○:COMのCATVルーターはお世辞にも性能がいいとは言えないので、IP割り振りなのかDHCPなのか知りませんがしょっちゅうネット接続が不安定になるのを改善する目的もあります。
TailscaleとSunshine / Moonlightによるリモート環境
この「ベッド寝転びリモートプレイ」ではTailscaleは不要ですが、Sunshine / Moonlightというアプリでリモート接続が実現しています。

Sunshine(母艦)側がデュアルディスプレイなので、リモートする画面とは違う方にゲームが飛ばないように、かつそれが出先で起こらないようにSunshine側でディスプレイ制御をしています。
具体的には「セッション開始時にDP画面は無効化、HDMI画面のみのシングルディスプレイとしてセッション開始」、「セッション終了時はDP画面有効化、HDMI画面をプライマリに、デュアルディスプレイとして画面の座標をいい感じに」しておきます。(Sunshine内「アプリケーション」の追加コマンド)
小さな巨人「8bitdo SN30 Pro」コントローラー
iPadには8bitdo SN30 proというスーファミみたいなコントローラーを接続しています。
商品リンクはこちら。
特に気に入って使ってる訳ではないですが、ベッドで寝転んで操作するのに箱コンみたいなデカいコントローラーだと邪魔だと思ったのでコンパクトなSN30 proを使用しています。
iPadでSN30 proのガイドボタンを押すとiPadOSのゲームモードオーバーレイが出てしまうのですが、2連打することでMoonlightでのガイドボタンが送信されるので、リモート先のLinuxでBig Pictureモードなどもお手の物です。
母艦と同じコントローラーをペアリングし直して使ってもいいですけど、再ペアリングが不便なのもあっての別コントローラーですね。
1080p 60fps 20Mbpsで安定接続
CATVモデムをブリッジ接続して別のルーターが内部ネットワークで動いているので、1080p 60fps 20Mbpsで余裕を持ってリモートが出来ます。
いわゆるヌルサクというやつです。
対戦ゲームなどのシビアな操作を要求されるゲームは遊ばないので、応答速度がどうのとかはよく分かりません。
パルワールドとかFallout4とかを遊ぶ分には問題なく遊べてます。
というか母艦がFHD 60fpsなのでこれ以上性能の上げようが無いですね。
あと余談と言いつつ重要なことですが、MTUという一度に遅れるパケットの数?を少し絞るとSunshine / Moonlightでの接続が良好になります。
Linuxでは1500が初期値なのですが、1420にすると比較的安定してました。
出先からのリモート接続(Pixel5)
さてお次は離れ業の出先からのリモートゲームです。
実際に遊んでみてる様子はこちらのポストをどうぞ。
これをどうやって実現してるのかを紹介していきます。
使用スマホはGoogle Pixel5です。
SIMは抜いてあります。Wi-fi運用です。
Wake on LANで電源管理
まずは出先で困るのが、自宅付近にゲリラ豪雨が来てて停電=PCへのダメージが懸念される時。
これをシャットダウンするだけなら、MoonlightからLinuxのシャットダウンを選べば終わりです。
ですが、そこから雷雨が過ぎ去って再びLinuxの電源を入れようと思うとWake on LAN機能を使わざるを得なくなります。
ここでは機能の紹介ということで、詳しいやり方などは各自ググっていただくとして。
BIOSで機能解除、OS上で機能追加、スマホなどにWake on LANアプリを入れて、PCのMACアドレスなどを紐付けて登録すれば出来るようになります。
これで「内部ネットワークでは」Wake on LANが効くようになります。
ですがここで定義しているのは「外部ネットワーク」つまり自宅の外です。
そこで次項。
Tailscaleで外部ネットワークからでもアクセス出来るようにする
Tailscaleというアプリを導入することで、出先の外部ネットワークでも自宅のLAN内に居るかのように母艦などにアクセス出来るようになります。
Tailscale自体はアプリを導入して、GoogleIDなどでアカウント登録、ログインすれば各デバイスで簡単にネットワークが出来上がります。
自宅で鎮座してるFireタブレットをTailscaleでのサブネットルーター化
さて、Tailscaleでプライベートネットワークを構築した、Wake on LANの設定も終わった。
これだけでは出先からWake on LANは出来ません。
常に自宅に置きっぱなしにしてる端末(私の場合、Fireタブレット)をTailscale上で「サブネットルーター」化させて、出先からの信号を代わりにコイツから母艦へ叩き込むように設定します。
これで出先から「あ、自宅に雷雨来てんじゃん」と思ってシャットダウンしたあと、数時間経って「雷雨過ぎたな」となってもWake on LANでLinuxを起動することが出来るようになりました。
8bitdo Ultimate Mobileコントローラー
個人的に好み(というか消去法で8bitdoかGameSirくらいしか選択肢がない)の8bitdoの挟み込み方式のコントローラーをPixel5に取り付けています。
この方式の利点は「軽いこと」です。
動作が軽いんじゃなくて、物理的に軽いんです。
測ってないですけど、スマホ込みで多分300g台、400gもないです。
対してUMPCの雄、SteamDeckは600g近くあります。
1.5倍〜2倍の重さのガジェットを出先で遊ぶって結構疲れます。
こういう所で使ってないサブスマホ+挟み込みコントローラーは重宝しています。
ちなみにUSB-C接続タイプの挟み込みコントローラーもありますけど、こちらはスマホのバッテリーをギュンギュン吸い取るのであまりオススメしないです(経験者は語る)
Console Launcher
サブスマホなのでランチャーアプリとかはもうリモートゲーム専用にしようと思いました。
白羽の矢が立ったのは「Console Launcher」です。
見た感じSwitchに毛が生えたみたいな見た目になります。
Tailscale=VPNが効いてるかがパッと見で分からないなど痒いところに手が届きませんが、Pixel5純正のホームアプリよりは幾分かゲーム機感が出て好みです。
自宅ネットの出入り口がCATV上り10Mbpsなので画質はそれなり
さてそんなリモートゲーム機と化したサブスマホですが、母艦への接続は正直もうちょっと頑張ってくれといった具合です。
というのも、自宅の出入り口のネットはCATV回線で上り10Mbpsしか出ないので、出先の回線が光回線だからといっても「720p 30fps 5Mbps」くらいまで画質を落とさないとまともに接続が成り立ちません。
画質がボヤける云々以前に「接続が成り立ちません」。
とはいえパルワールドなどで画面が滲んで見れないかというとそうでもなくて、既に分かってる文言は多少文字は潰れますが視認出来ます。
初見の場所で小さい文字情報を読み取らないといけないとかだと大変ですけど、分かってる場所で採集作業をするとか、コマンドRPGで稼ぎ作業だけするとかなら問題なく動きます。
新生活で一人暮らし先がCATV回線で実家に帰ったときにリモートゲームしたい人の参考になれば。
フリーWi−fiが怖い時用に離れ業として楽天モバイル
今回の話は基本的に拠点(固定回線が引いてある場所)でのお話でした。
ですが、本当に出先でどうしてもリモート接続したいってときもあるかもしれません。
そんな時のために楽天モバイルを一応契約してます。
電波状況が良ければ、データ量無制限で使えるので重宝しそうです。
まだ出先での実験はしてないですけど。
本当はCATVの上り10Mbps制限を突破しようと固定回線化させようと思ったんです。
ですが、楽天モバイルの通信方式の影響なのか、SNSなどの画面では無限リロードが発生して、とてもじゃないですが固定回線として楽天モバイルは使いづらいなといった印象でした。
せっかくMR600というSIMルーターまで揃えたんですけど、完全に無駄金でした。
一応固定回線時の速度は下り70Mbps、上り30Mbpsくらいは出てました。
ですが本当に「カタログスペック」です。
実戦ではSNSで無限リロードが出たりで使えたものじゃありません。
おわりに
そんな感じで、私のLinux周りのリモートゲーム環境の紹介でした。
リモートゲームの利点は、回線状況さえ担保されていれば超高画質でゲームが遊べるって点にあると思います。
というのも、先日Switch版のドラクエ11を遊んでみたのですが、ポリゴンがジャギジャギでとてもじゃないけど見れたものじゃなかったんです。
それがイヤでSteam版を買い増して高画質ドラクエ11をリモートプレイしはじめてるくらいです。
この記事はLinux母艦での話ですけど、Linuxじゃないと出来ない事は何もないと思うので、Windowsでも普通に環境構築出来る話だと思います。
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それではまたどこかで。



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