
こんにちは。
今回はMODの話です。
脊髄反射でMODに対して拒絶反応出る方はお帰りください。
Linux上でのSteamで、ただ入れて終わりじゃない系のMODを入れてみたので、その備忘録です。
著作権に配慮して直接のゲーム画面は載せないつもりですが、SNSに上げるのは黙認みたいな風潮あるので、SNSに上げた画像ポストを上げることはあります。
それではどうぞ。
私の環境

Ubuntu 24.04.2 LTS
deb版Steam(snap版でも行けるかは不明、試すのめんどい)
protontricks
MODに必要なファイル(MOD本体、前提パッチ、など)
BepInEx(上記で特に必要で動きづらかった、今回の主題)
環境はそんなところかと思われます。
MOD入れようって話なので、そもそもPCスペックガーとかは自分で解決してください。
事の経緯
順を追って、経緯とどうググっていったかを書いていきます。
ロックマンX DiVE オフラインのLinuxでの動作チェック
まずきっかけは「ロックマンX DiVE オフライン」の動作チェックでした。
ひとまずゲームは動きました。
この時はLinuxに搭載されている「Gamemode」を適用しないと編成画面でショートスタッター(プチフリーズ)が頻発しており、「快適」とはちょっと違う、とりあえず動く程度の動作感でした。
そういやMODあったよな、と
面倒なので「このゲーム」と略します。
このゲームは、女の子ロボットの水着衣装が変更された経緯があります。
詳しくは割愛。その当時遊んでないので詳しくないですし。
ただ、この旧水着はMODで復活できるので、それをやろうという話になりました。
Windowsの頃にファイルはDLしてあって、どういうMOD導入手順なのか、どういう動作を辿るのかは分かっていました←ここ重要
必要なMODはこれら。
場所くらいは自分で調べてください。
該当のMOD(衣装追加(復活)MOD)
Tangerine
BepInEx
Unpacked Game Assembly
これらを、これらのイントロダクション(英語)を読みながら導入(コピー、貼り付け)していきます。
ここを詳しく書く義理はないですし、ここまで書いてたら本題に入らないので自分で調べてください。
なんか動作が違うぞ?と
ファイルの設置は完了。
「patch.exe」もWINEで動いたっぽい。
いざゲーム起動、、、「”普通に”起動しちゃった、、、」
このMODを入れたことがある方なら分かると思うのですが、MODを入れた状態での起動時にWindowsのコマンドプロンプトのような画面で処理がバーッと流れないとおかしいのです。
もちろんMODは適用されていませんでした。
さて困ったぞ、となります。
ここからが本題です。
Linux用の情報を漁り始める
まずはここ。
Steamコミュニティのページの「Modding on Steam Deck」の項目を眺めました。
ここのステップ3を翻訳してみます。
ステップ 3
GE-Proton 8-6 以前を使用していることを確認してください。BepInEX は新しいバージョンでは動作しないようです。また、Proton トリック経由で winhttp dll を使用する必要があります。
Protonをあえて古くする必要がありそうなのと、Protontricksというものを経由させる必要があるとの情報を得ました。
つぎ。
Protontricksが動かない!
Protontricksを導入して起動してみたのですが、ディレクトリエラーが出て動きませんでした(当時はsnap版Steamを使っていた)
その頃フォーラムを漁っていたところ、「snap版はダメだね」みたいな情報があったので、snap版Steamとお別れします。
しかしここでひと悶着ありました。
Snapストアからのアンインストールがいつになっても終わらないのです。
一旦再起動して、コマンドから削除を試したところ、スナップショットを撮る(バックアップをとる)ところで延々とグルグルしているご様子。
そこでここのURL。

コマンドを書いちゃいますが、
sudo snap remove app-name --purgeこのコマンドでスナップショットをスキップしながらsnapアプリを削除することが出来ました。
これでdeb版Steamが入りました。
ですが、これでもまだProtontricksが動きません。
エラーをよく読むと、「このコマンド入力してもらって、ディレクトリへのアクセス権?を得てね(意訳)」と書いてあります。
翻訳した文章
Protontricks は以下のディレクトリにアクセスできないようです:
/mnt/Steam/SteamLibrary
この問題を解決するには、以下のコマンドをコピーしてターミナルで実行し、必要なディレクトリへのアクセスを許可してください:
(以下コマンド指定など)
というわけで、そのコマンドを打ち込んで起動してみました。
ビンゴ。
動きました。
つぎ。
Protontricksでの動き
ここのURLが参考になります。
Protontricksで、
“Select default wineprefix”
“Run winecfg”
winecfgでライブラリに”winhttp” , “Click”を追加、適用
Protontricksは用済みなので一旦終了
つぎ。
いざ鎌倉(ゲームが(MOD込みの)動作するか)
というわけでSteamのゲームに戻ってきました。
いそいそと起動してみます。
ビンゴ。
ゲーム起動前にプロンプトが動いています!
やりました!
ただ、最初はプロンプトが動いた後、ゲームが起動しませんでした。
Steam上でGamemodeをONにしていたり、Protonバージョンが9.0だったり、色々違いました。
一旦Gamemodeは切って(起動オプションは消して)、Proton8.0に落としてから、先述のProtontricksの動きを行います。
今再びゲーム起動。
今度はちゃんとプロンプトが起動しつつゲームも起動しました。
いそいそとキャラクター一覧から該当キャラクターを見に行きます。
無事キャラクターに旧版の水着衣装が実装されました。
おわりに
というわけで、ちょっとめんどくさいMOD導入の備忘録でした。
これ、Protontricksの活用でWebログイン挟むインストーラー(DMMとか)もどうにかなったりしませんかね?
私は初心者なのでこれ以上良い知恵が出ないのと、今回のMOD導入で満足しているのでしばらくはいじらないかもしれませんが。
それではまたどこかで。



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