
こんにちは。
今回はFedora系Linuxの「Nobara」について書いていきます。
それではどうぞ。
私の環境

- Nobara 42
- Wayland
- KDE Plasma
- Flatpak多め(全部ではない)
ハード面はこちら。
- Ryzen7 2700X
- 32GB RAM
- RADEON RX 7600
- AG-03
- US配列60%キーボード
- Logicool G300S(少しボタンついたゲーミングマウス)
です。
Nobaraの系列
NobaraはFedora系列のディストリビューションです。
比較的新しいパッケージを使いつつ、ゲーミング用途などに強みを持つ(要は元々Steamとかがプリインストールされてるだけ)ディストリビューションになります。
ぶっちゃけるとSteamを自分で入れられる人はDebian使おうがUbuntu使おうが大して差は無いと思います。
さらっと日本語対応
こちらの記事を読んで分からなければ諦めてください。
全てと言っていいくらいのことは網羅されています。

参考URLにも貼ってある参考URL
Flatpakの日本語設定はFlatsealというアプリを使って行います。

画像のように、All Applicationsの項目に、環境変数とFcitxディレクトリを追加してやれば大体のFlatpakアプリで日本語入力が可能です。
一応文字に起こしておくと、アクセス許可ディレクトリに
/usr/share/fcitx5~/.config/fcitx5を追加して、環境変数(Environment)に
GTK_IM_MODULE=fcitxQT_IM_MODULE=fcitxXMODIFIERS=@im=fcitxを追加します。
先述のKDE-Waylandでの日本語設定記事をよく読んで設定した上での設定になります。
Nobaraの前向きな感想
搭載パッケージが比較的新しいので、新しい技術やニッチな技術を試すことが出来ました。
結果論ですが、それでは私の解決したい問題が解決しませんでしたが。
具体的にはDebianではyadというパッケージが古すぎてNobaraに移って来たのですが、導入こそ出来たもののそもそもの問題の解決には至らなかったです。
あとは私はRADEONに移りましたが、NVIDIAドライバが簡単に入るのもポジティブな要素だと思います。
外部ドライブを持っていて自動マウントしたい、けどfstabを書くのが難しいという場合も自動マウント機能があるので安心感はあります(名前など変えられなかった気がします(UUIDがそのまま名前になったはず))
以前使った時の話ですが、カスタムカーネル(その時はZenカーネル)などにも柔軟に対応出来る点も良いですね。
何が良いのか分かりませんでしたが。
ゲーミングマウスのサブボタン設定もアプリで対応出来ました。
これはDebianでも出来そうですけど。
ちなみに「piper」というアプリを使用しました。
起動すれば直感的に操作出来るので説明は割愛します。
正直Nobaraの良い面はそれくらいしかありません。
私が安定志向なのと、手の届く範囲のことしか触らないというのもあり、「これDebianで十分なことだよね?」となります。
Nobaraの後ろ向きな感想
WINEでゲームを遊んでいるのですが、WINE上での日本語入力がしばしば効かなくなります。
Debianでは遭遇したことのない現象でした。
これはKDEのカスタムショートカットでfcitxを再起動するショートカットを入れて対策しましたが、根本的に「不安定」だなと。
すごい地味なところですが、私はDebian系列、Ubuntu系列などをよく使っていたのでパッケージを入れる時の「dnf」に慣れませんでした。
慣れの問題なのですが、「apt」と入力しすぎて手が勝手に間違えること多々。
逆に最初がFedora系の方はaptに慣れないんでしょうね。
以前使った話ですが、カスタムカーネルいいぞぉ!みたいな記事をよく見たのでZenカーネルをビルドして使ってみましたが、私が期待した効果は得られませんでした。
つまり、カスタムカーネルの必要性を感じませんでした。
あとこれはFlatpakの問題なのですが、Flatpak版Discordはサンドボックス化の影響で「今やってるゲーム」のアクティビティ表示が無効化されています。
設定でオンにしても無効です。
dnf版を入れたら適用されました。
NobaraはFlatpakを推してる雰囲気がありますので面倒ですね。
おわりに
総じて「これDebianで良くね?」となりました。
やはりメインDebian、仮想環境でFedora系なりArch系なりを入れて遊ぶくらいが丁度いいのかもしれません。
というわけで1週間ほどNobaraを使いましたが、Debianに戻ろうと思います。
それではまたどこかで。



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