
こんにちは。
今回はArch系LinuxのEndeavourOSを使ってみたので感想です。
私の環境

- EndeavourOS
- Wayland
- KDE Plasma
ハード面はこちら。
- Ryzen7 2700X
- 32GB RAM
- RADEON RX 7600
- US配列60%キーボード
- ゲーミングマウス
こんな感じです。
EndeavourOSとはなんぞや?
前に6種類のディストリビューション紹介記事を書きました。
ここでは「大きく2つ、Debian系とFedora系」と書きましたが、もう一つありました。
それが今回使ったArch Linux系です。
Arch系の特徴としては、ローリングリリースといって、一定時期にOSのバージョンアップをするものではなく、カーネル、ライブラリ、パッケージなど、更新できるものから順次最新に更新していくスタイルです。
そんなArch系ですが、源流のArch LinuxはGUIが最初ないらしく、そこを補強したのがEndeavourOSとなっています。
GUIが搭載されてるArch Linuxって感じですね。
他にも特徴としては、最小構成を謳っているので構成がこぢんまりしています。
「え、あのアプリ入ってないの?」など普通にありますから、ほぼ全部ほしいアプリは自分で入れないといけません。
EndeavourOSはWelcome画面で多少有名どころのアプリをインストールする補助がありますが、それで事足りることはないので結局自分でコマンドを叩く必要があります。
EndeavourOSを使った感想
初期設定がDebianの比じゃないくらい大変です。
なにせ最小構成らしいので、ほしいアプリは全部自分でコマンドを叩きます。
一応Arch wikiという、Linux使いなら誰しもお世話になる(Archじゃなくても)wikiがあるので解説はありますが、親切に「最初このコマンドを打って〜、次は〜、そして〜」みたいな丁寧な説明はありません。
「インストールパッケージは◯◯が使われています、以上」みたいなもので、最初の最初はpacman -Sするのも分からず途方に暮れます。
あと最小構成故の事象ですが、私お気に入りのConky(デスクトップ情報表示アプリ)が最初起動すらしませんでした。
これはConkyの設定ファイルに書いてあるコマンドで使用できないものがあるとArchでは表示すらされない、という仕様です。Arch wikiに書いてありました。
私の場合ですが、Bluetoothサービスを有効にしたら表示出来るようになりました。
あとは最初の構築を苦労して終えた時は安定してますが、ローリングリリースが本格的に始まると怖いことが起こりそうだと見ました。
というのも、特定パッケージのみをアップデートするとライブラリのズレが起こって他のアプリが起動しなくなるとか、それがシステム系だとOSが起動すらしないとか、怖いことが書いてあります。
Arch系はどうやら「何やっても良いし、最新を提供するけど、自己責任でよろしくね」という風潮のようです。
構築には成功しましたが、これが怖くて古巣に戻ろうと決意しつつこの記事を書いています。
いやまぁ、使いこなせたらカッコイイなとは思いますけど、今後作業で他人とやりとりするのに「すみません、PCがぶっ壊れたので数日時間をください」なんてやってられません。
メイン母艦に据えるにはちょっと、いや大分怖いです。
これまでいろいろなディストリビューションを使ってきました。
流れとしては自然だったと思います。
Ubuntu系で初歩を学ぶ。
Debian系で安定志向を学ぶ。
Fedora系で最新リリースを学ぶ。
Arch系を触る。
そんな順序でした。
色々メリット・デメリットありますが、必要なタイミングでPCがぶっ壊れるのは勘弁なので(そんなときにアプデするなって話ですが)、私はやっぱりUbuntu系(Ubuntuそのものは勘弁)か、Debian系でいいやってなってます。
おわりに
そんな感じで、数日ですがArch系LinuxのEndeavourOSを使ったので簡単な感想でした。
初期設定の大変さも裏を返せば自分好みにカスタマイズ出来ると捉えられるので、好きな人が多いのも頷けます。
私には向いてないですけど。
次は何使いましょうか。
Waydroidの関係でWayland対応ディストリビューションに拘ってましたが、最近Waydroidも奮ってないのでX11系のMintとかPop!_OSとかでも良いかもしれないですね。
ちょっと思案してみます。
それではまたどこかで。




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