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【Linuxゲーミング】Steam Deckの代わりにリモートプレイを楽しんでみた

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こんにちは。
今回は、Steam Deckが中々手に入らないので、Steam Link周りでどうにかリモートゲーム遊べないかと試行錯誤した記録です。

Sunshine/Moonligntによるリモート操作、Tailscaleによる出先への対応、DPディスプレイやHDMIディスプレイでの挙動などについて書いていこうと思います。

主にLinuxでの環境下です。

それではどうぞ。

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私の環境

ホスト側はこんな感じ。

  • Arch Linux
  • Zenカーネル
  • Ryzen7 2700X
  • 32GB RAM
  • RADEON RX 7600
  • HDMIとDPのデュアルディスプレイ
  • ネイティブSteam
  • Sunshine
  • Tailscale

クライアント側はこんな感じ。

  • Google Pixel 5 / Apple iPad pro (M1)
  • Moonlight
  • Tailscale
  • Bluetoothコントローラーや、USB-C接続の挟み込みコントローラー

です。

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事の発端

私はゲームが好きです。

ですが、最近までメンタル不調で文字通り寝たきりになっていて、ようやく最近少し起き上がってPC前に座ったりは出来るようになったのですが、Steamゲームを起動するほどの元気はありませんでした。

とはいえ寝たきりは脱しつつあるので、手持ち無沙汰で何かしたいんです。
Steam Deckあれば積みゲー100本が活きてくるんじゃないか?そう考えました。

何を隠そう私はLinuxユーザーなので、Arch LinuxベースのSteam Deckも調べながら動かしたりカスタイマイズ出来ると思ったんです。
ちなみに母艦PCはArch Linuxです。
もう4,5か月使ってますね。

2026年現在だと、Steam Deckに行くか、Switch2に行くかでも迷いました。
しかし、つい数年前に3DSのeショップサ終を体験してしまったので、なんだか任天堂ハードに良い思いをしなくなってきました。
ポケモンやどうぶつの森が好きなので非常に悩んだんですけどね。

そんな流れで、どうにかしてSteam Deckを手に入れたいと感じるようになりました。

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Steam Deckが高くて手が出せない

しかし2026年現在、世界情勢や物価高騰、メモリ不足、円安などなどいろいろな方向からパンチが飛んできて、Steam Deckも新品だと10万円クラスの高い買い物になってしまいました。

中古のLCD64GBモデルでもフリマアプリで5万円とかですからね。
万年金欠な私にはちょっと手が出ない価格です。
同じ理由でSwitch2も手が出ないんですけどね。

そこでどうにかしてSteam Deck無しでうまいことならんかなと考え始めました。

本当にSteam Deckがあれば万事解決するのか?

Steam DeckはPC搭載のSwitchみたいなもので、電源ケーブルを刺さなくても動作する強みがあります。
夏場の雷雨による停電とかに強いのは良いですね。

そして私の母艦PCが同じ系列のArch LinuxなのでSteamゲームの動作確認はいつでも出来ます。

しかし、試しにGoogle Pixel 5(6インチ)でSteam Linkを遊んでみたのですが、画面が小さく見づらい事が分かりました(お試しゲーム、Grim Dawn)
これは7インチのSteam Deckでも画面見づらい問題出るのでは?と思いました。
5,6万出して遊びづらいオモチャを買うのは得策ではありません。

また、Steam Deckは結構重いです。
600g以上するみたいなので、某ミネラル麦茶を常に両手で掴んでるような状態です。
「大したことなくね?w」と思われるかも知れませんが、試しで使ってるGoogle Pixel 5 + GameSir USB-Cコントローラーを合わせても325gにしかなりません。だいたいこの倍重くなるんです。
5,6万出して手首の筋トレするのもなぁとなってきました。

あとは好みの問題ですが、Steam Deckはコントローラー一体型です。
コントローラー形状が手に合わないと悲惨な目に会います。
それにスティックがドリフトするようになってきたら目も当てられません。
その点スマホでリモート+USB-CなりBluetooth挟み込みなりのコントローラーならコントローラーだけ買い替えることも出来ます。

他にも単純にSteam Deckってスペックどうなのよ?と。
評判を見てるとFallout4が動くみたいなことも書いてあるので、ある程度のゲームは動きそうですが、ヌルサク動作なのかな?と疑問になります。
ArchベースのOSなので、gamemodeやらGE-Protonやらを入れれば問題は改善しそうですが、根本的なスペック不足には抗えません。

そんな感じで色々と理由を見つけて「べ、べつにSteam Deckなんて欲しくねーし!」と自分に言い聞かせることにしました。

Steam Linkを極めてみる

まず試したのはSteamが提供しているSteam Linkです。
ホスト側(母艦)とクライアント側(スマホ)でペアリングをすればすぐ使えるようになります。

ただいくつか問題点がありまして。

まずはBig Pictureモードじゃないとうまく動かない点。
デスクトップリモートはなぜか画面が真っ暗になってしまいました。

次に母艦で何かダイアログが出るとそっちにフォーカスされてしまって、操作不能になる点。
これは裏口でリモートデスクトップアプリを使用すれば解決出来そうですが、根本的な解決とは言いづらいです。

さらにSteamゲームでも動かないゲームが結構ある点。
これは私の母艦PCがLinuxだからというのも一因としてありそうですが、Fallout4は解像度がメチャクチャで動きませんでした。他にもエルミナージュも別ウィンドウで出てくる壊れたムービーが消せないので頓挫していました。パルワールドもパッチノートのウィンドウが別ウィンドウ扱いらしく、うまく動作しませんでした。あとはFF3ピクセルリマスターもなぜか上キーが押され続けてしまい、タイトル画面で「ピピピピピピピ、、、」と上キーが押し続けられてしまいます。

とまぁ、Steam Linkだとちょいちょい不具合があって、満足に遊べるゲームが100本中13本くらいでした(全部調べたわけではない)

どうにかしてリモートプレイなり、モバイル上でSteamかLinuxが動かないかなぁとネットをうろつき始めます。

Sunshine / Moonlightとの出会い

ゲーミングリモートアプリに「Sunshine / Moonlight」というものがあります。
Sunshineはホスト側、Moonlightがクライアント側でリモート操作をしつつゲーミングコントローラーにも対応しちゃってるぜ!という代物です。

Arch LinuxではAURに転がってるので、各自ビルドしてもらって(ライブラリの不整合が出やすいので最新ビルドをおすすめします)、Android/iOSはMoonlightのアプリを導入します。

詳しい導入方法は他のすごい方々が丁寧に解説してますし、最近ではAIに聞けば教えてくれるので大丈夫でしょう。

Sunshine / Moonlightはゲーミングリモートデスクトップアプリとでもいいましょうか、Linuxのデスクトップ画面をリモートしつつ、コントローラーにも対応しているという代物になります。

ここが非常に便利なところで、先ほど延々と垂れ流した中でゲーム中にダイアログが出るとフォーカスが移ってSteam Linkの操作を受け付けなくなるというものがありました。
これがSunshine / Moonlightではデスクトップ画面をリモートしているので、ダイアログ丸見えですし、カーソル移動、クリックもカンタンに出来るので、対処が簡単です。

ただSunshine / Moonlightも万能ではなくて、外部ネットワークから接続するにはひと工夫必要みたいです。

Tailscaleで出先にも対応

外部ネットワークからまるで同一ネットワーク内にいるかのように接続するには「Tailscale」というアプリを使います。

これも具体的な導入方法は偉い人やAIが詳しいので聞いてもらうとして、母艦とクライアントにTailscaleを導入してペアリングをしておきます。
これで外部ネットワーク(出先、例えば一人暮らししてて実家からとか)からも接続が出来るようになります。

注意点としては、要は画面配信を延々としてるようなものなので、スマホだと通信容量がすぐパンパンになってしまう点。
あとは一人暮らしの賃貸物件などだと通信環境が満足でない可能性があるので、ストリーミング設定を絞る必要がある点。

ホスト側(母艦)がCATVで上り10Mbps、出先はぶっとい光回線で上下とも200Mbps出るような環境で試したことがありますが、

  • 720p
  • 30fps
  • 10Mbps
  • ほか絞れるものは絞る

くらいやらないと実用に耐えられるほどの運用は厳しいでしょう。
この設定はTailscaleではなくて、Sunshine / Moonlight側の設定です。

追記

Tailscale & Moonlightをやる手順としては。

  • Linuxとモバイル端末(AndroidとかiPadとか)それぞれにTailscaleを入れてリンクさせる
  • MoonlightでPC追加フェーズでアドレスを「Tailscaleで指定される独自のアドレス」にする
  • これで接続完了

です。
出先の時は母艦(ホスト)、クライアント共にTailscaleが起動しているのを確認して、Moonlightを接続するようにしましょう。

これなら面倒なポート開放などの必要無くMoonlightでのリモートプレイを楽しむことが出来ます。

Sunshine / Moonlightのアレコレ

ここからはSunshine / Moonlightのアレコレ、主にデュアルディスプレイ環境などについて書いていきます。

まず、DP接続のディスプレイだと出かけるからと画面の電源を消すとリモート接続出来ないです。
DP接続は画面電源オフ=OS的にも接続オフと扱われるので、DP接続のディスプレイを使っている人は出かける時は画面もつけっぱなしにしましょう。

次にデュアルディスプレイでの挙動について。
これはSunshine(ホスト側)でリモートさせるディスプレイを指定してしまうので、基本的に片方の画面しか映らないです。

他にもデュアルディスプレイをHDMI、DP混在で構築している場合。
これはDPの電源がオフになるとHDMI側にそれまでのウィンドウ類が全部移ってきます。
しかし、Sunshine側でDP側をリモート指定していると、エラーを吐かれてリモート出来なくなります。
原始的な解決法ですが、HDMI側をリモート指定しておいて、自宅でリモートするときはDPディスプレイをオフ、HDMIだけ付いてる(消しても問題ない)状態にしておくと、DPディスプレイがプライマリだとしてもリモート操作がうまく行きやすいです。
これはSunshine側のアプリケーション追加コマンドでどうにかなりそうなんですけど、私の知識では解決出来ませんでした。

またリモートという性質上、特に夏場ですが出先に居て自宅が雷雨になってるとかってパターン。
この場合は停電や電気の逆流によるPC故障が怖すぎるので、Moonlightでリモートして、素直にシャットダウンしておいたほうが良いと思います。
こういう日はSwitchで遊ぶとか、スマホゲームで時間を潰すなりしたほうが良いでしょう。
これがあるからSteam Deck欲しい欲が消えないんですよね。

追記

HDMIとDPのデュアルディスプレイでDPがプライマリの時にHDMIだけ表示させる方法が分かりました。
Sunshine(ホスト側)の設定画面で、追加コマンドに

kscreen-doctor output.DP-2.disable output.HDMI-A-1.enable output.HDMI-A-1.primary

※注意、「DP-2」や「HDMI-A-1」という部分は私の環境です。各自調べてもらって、DP番号、HDMI番号を入力しましょう。

これによってMoonlight起動時にDPを自動的に電源オフにしてくれて、HDMI側だけに映るように出来ます。
これの何が良いって、私はDP側をプライマリにしているので、SteamクライアントはHDMIで起動出来たとしてもゲームはプライマリのDPに写っちゃってたりしてたんですよね。
このコマンドによってMoonlight接続時にDPディスプレイ接続がオフになるので、自動的にHDMIがプライマリになり、ゲームも表示出来るってなもんです。

元に戻すコマンドはこちら。

kscreen-doctor output.DP-2.enable output.DP-2.primary output.HDMI-A-1.enable

再三の注意ですが、「DP-2」、「HDMI-A-1」は私の環境による番号です。
各自番号を調べてもらって、差し替えてください。

これでMoonlightでのリモートゲームのセッションが切れると、DPディスプレイが元通りに接続されます。

便利ですね。

おわりに

そんな感じで、Linux母艦からモバイル端末でSteamゲームを遊ぶための構築をしてみました。
同一ネットワークなら、Pixel 5の6インチ画面でもFallout4が普通に動いてちょっと感動しましたね。

SunshineはWindowsにもある?みたいなので、興味のある人は読み替えたりAIに聞いたりして試してみてください。

それではまたどこかで。

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