
こんにちは。
今回はLinuxのディストリビューション(Linuxの中の派閥みたいな)をいくつか使ってみたので、初心者なりの感想を残せたらなと思います。
こんな人が感想を言います。
- Windows歴20年以上、Linux歴半年ほど
- 一般ユーザー
- なんならゲーム用途
- 自作PC使い
使ってみたディストリビューションはこちら。
- Ubuntu
- Linux Mint
- Nobara Linux
- LMDE(Linux Mint Debian Edition)
- Debian
- Pop!_OS
- EndeavourOS
- openSUSE Tumbleweed
それではどうぞ。
私の環境

2025年8月現在は「Pop!_OS」というディストリビューションを使用しています。
色々使ってみましたが、どれもしっくりこないし、どれも良いところはあるしで迷走しています。
ハードウェアの情報はこちら。
- Ryzen7 2700X
- 32GB RAM
- Geforce RTX 4060 8GB
- ストレージは256GB , 1TB , 2TB , 4TBなどなど(SSDだったり、HDDだったり)
- AG-03
- 60%US配列キーボード
Linuxの「さわり」
私自身一般ユーザーなので本当に基本的なことしか分からないです。
ご了承ください。
ディストリビューションとは、OS(Linux)の味付けのようなものです。
スマホのAndroidなんかも、いわゆるAndroidがあったり、AmazonのFire HDタブレットなどで提供しているFire OSがあったり、中華スマホなんかもGoogleに締め上げられてるので独自OSがあったり。
でもどれもAndroidの仲間です。
そんなイメージです。
Linuxでは大きく2つ、Debian系とFedora系がありまして、それぞれにまた派生、派生の派生があったりするので、最初は「なんのこっちゃ?」となります。
Debian系が安定性重視、Fedora系が最新版重視みたいです。
他にもArch系があるのですが上級者向けなので後述。
ディストリって略されたり、「鳥」とだけ言われたりします。
DEことデスクトップ環境は、これまたAndroidで例えますけど、ホームアプリがそれに当たるかなと思います。
デスクトップの見た目とかがガラッと変わるみたいな。
Windowsみたいな見た目のものもあれば、Macみたいな見た目に出来るものもあったり、軽量(低スペックでも動かしやすい)なものもあったり、いくつか種類があります。
GNOME、KDE、MATE、Xfceなど他にも種類があります。
すごい簡単ですが、このディストリビューションとDEの組み合わせでだいたいLinuxの大筋が決まってきます。
あと今の御時世、ディスプレイサーバーも外せませんね。
これは、、、なんというか、、、GUI(CUI=文字だけの端末ではない、グラフィカルなUI)の表示のさせ方のことだと思います。
大きく2つ、X11とWaylandがあります。
X11が今までの定番だったのですが、最近はWaylandに移行する過渡期で、先述のディストリビューションもDEも、個別の各種アプリも対応に追われていててんやわんやなのが2025年です。
ほんとに過渡期、移り変わりの真っ最中で、ものによってはX居座り組が居たり、積極的にWaylandに移行していくものもあったり。
でも最終的(何年後かわかりませんが)にはWaylandに変わっていくんだろうなと思っています。
そんなわけで次項からは各ディストリビューションについて感想を書いていきます。
Ubuntu 24.04 LTS

最初に触ったディストリビューションです。
よく「初心者向け」とか言われています。
Ubuntu(うぶんとぅ)は、Debian系のディストリビューションです。
デフォルトのDEはGNOMEなような?
KDEがデフォルトの「Kubuntu」というものもあったりします。
もちろんUbuntuを導入したあとに自分でKDEを導入することも出来ます。
そんなUbuntuですが、Linuxの初歩を学ばせていただくにあたり、大変お世話になりました。
Windowsとは使い勝手が違いますが、新しい環境の勉強にはもってこいだと思います。
なにせコミュニティや個人ブログでの情報量が多いので、困ったときの検索がしやすいです。
Linux自体はNVIDIAグラフィックカードにあまり良い思いを持っておらず、そんな中でもUbuntuはNVIDIAドライバを簡単に導入出来るのはメリットの1つと言えるでしょう。
Ubuntuはカノニカル社という会社が運営しており、なんとなく気風がWindowsのMicrosoftのような雰囲気があります。
独自のアプリストア「snap」を提供してるあたりも似てる。
このsnapが賛否両論で、(私は若干否定派、素人なのに)普通は出来るはずのことが出来ないアプリがあったりします。
一例を挙げると、snap版Discordは別ストレージ(外付けHDDとか)から画像の貼り付けが出来ません。
権限を与えたとしても、Steamゲームのスクリーンショットなど深い階層のものは貼り付け出来ません。
deb版やWeb版は出来るんですけどね。
この、snap版、deb版、など同じアプリでも出所によって作法が微妙に違うということも知れました。
ややこしいなと感じたらWindowsに戻りましょう。
そんな感じで、初心者には向いてるけど、ほんのちょっぴり、1ミリでも触り方が分かってくると離れたくなるディストリビューションでした。
Linux Mint 22.1 Cinnamon

Linux MintはUbuntu系のディストリビューションです。
DEは色々選択出来るのですが、今回はCinnamonを選択。
Ubuntu系、ということはDebian系なので、Ubuntuがお父ちゃん、Debianがおじいちゃんみたいな感じです。
Ubuntu系とはいえ賛否両論のsnapストアが無かったり、独自の進化を遂げています。
そんなLinux Mintですが、さっさと見限ってしまっています。
当時はSteamゲームのラグ(今なら分かるのですが、Steamストレージの流用によるシェーダーキャッシュの齟齬によるラグ)がイヤ過ぎて数日で手放しています。
今改めて使ったら良い思い出来るかも知れません。
コミュニティは大きいです。
そしてコミュニティが大きい=初心者向けです。
NVIDIAドライバも導入しやすいです。
Nobara Linux 42 KDE

Nobaraはこの遍歴で唯一のFedora系のディストリビューションです。
DEはKDEを選択。
Nobaraで思い知ったのですが、NobaraはWaylandネイティブに作られており、さらにWaylandとKDEの組み合わせが「日本語入力」で壊滅的な状況でした(今なら経験値も貯まったので直せそうですが)
日本語ネイティブとして日本語入力が出来ない、または壊滅的というのは本当に苦痛で、何度か導入を試みたのですが毎回遁走していました。
Nobaraは珍しく「ゲーミングにも向いてるディストリビューション」を謳っているので、NVIDIAドライバが入ったりとかゲーマーにはやさしいです。
ただ日本語には厳しいです。
実験的にGNOMEを入れたときは日本語入力がうまくいったので、慣れないうちはGNOMEを使うか、経験値を貯めながらKDEを使うか、といったところ。
ただ、Fedora系というのがネックになりうるかも、と。
Fedoraは半年ごとに最新パッケージ(アプリとかライブラリとか)に更新をしていく、一見聞くだけでは「え、最新使えるとか良いじゃん」となるのですが、実際は相性問題が噴出したり、最新版ゆえのバグに見舞われたりで、本当に「安定しない」です。
本当に、心から、最新を求めるある種「Mっ気」がないと乗りこなせないディストリビューションだと感じました。
LMDE 6

LMDE(Linux Mint Debian Edition)は、Debian系のディストリビューションです。
DEはデフォルトがCinnamonです。
「Mint、、、?さっきもあったじゃん」となりますよね、そうですよね。
LMDEは(根本の思想は不明ですが)Ubuntuに頼らずに源流のDebianから派生してMintが作れないかと提供されているディストリビューションです。
内容はちょっと上級者向きです。
というのも、NVIDIAドライバは自分でコンソールを叩いて導入しなくてはいけません。
そこに慣れてしまえばあとは普通のLinux Mintみたいに使えるのですが、最初がすごいネックです。
Windows98くらい、ブラウン管液晶だった頃くらいに粗い画質の初期画面を眺めるのは中々に苦痛なのと、UbuntuなんかがやってくれてたNVIDIAドライバをはじめから提供するのは本当にすごいことなんだなと思わされます。(NVIDIAドライバの存在がLinux的ではないという志向の話は置いておいて)
あとはDEがデフォルトでCinnamonしか提供されていないのもネックといえばネックかもしれません。
私個人の話になりますが、個人的にGNOME的というか、Mac風というか、画面上部にステータスバー、下部にランチャーを置きたい性分なもので、そこでちょっと引っかかって使うのをやめました。
Debian 13 (GNOME,KDE)

お次は源流も源流、安定性超重視のDebianを触りました。
DEはGNOMEを導入したりKDEを導入したりしました。
GNOMEが無駄を削ぎ落としすぎて、敢え無くKDEを導入した、そんな経緯です。
ディスプレイサーバーはWayland、新しいですね〜。
ただ、Wayland + KDEの日本語入力はNobaraで苦い思いがあったので気が引けたのですが、ネットの情報を整理しながら1つ1つ配慮していったら普通に日本語入力出来るくらいにはなりました。
LMDEでNVIDIAドライバの導入方法もコツを掴んでいたので、どうにか導入完了。
何を隠そうDebian 13 (trixie)は2025年8月にリリースされたばかりの新バージョンです。
安定性重視だけど、なるべく新しいパッケージを使いたい人にピッタリ。
ちなみに見出しでは13と書いてますが、実際は数日だけ12を使っています。
その後13が出たので再びクリーンインストール。
なんで新しいパッケージを使いたいかというと、Waylandへの対応可否があるからです。
あの安定性重視のDebianさんがWaylandって言ってるんだからWaylandで大丈夫だろうという思いもありました。
言い忘れてましたが、LinuxにもAndroidエミュレーターがありまして、そのアプリの前提がWaylandだったりします。
これは導入が面倒なので割愛。
中級者〜上級者向けコンテンツです。
そんなDebianですが、やはりド安定というのもつまらないもので、あとNVIDIAドライバ導入が面倒なのが、つまるところOS入れ直しになったらまたあの面倒くさいコマンドやら設定ファイルをroot権限で書き替えやらやらなきゃならんのかとなりました。
そして次のディストリビューションに移ります。
Pop!_OS 22.04 LTS

なんだかビックリマークやらアンダーバーやらありますが、これが正式名称です。
読み方は「ポップオーエス」ですかね。
Pop!_OSはUbuntu系のディストリビューションです。
DEは今の所デフォルトがGNOMEですが、GNOME派生の独自DEがあります(まだ試験段階)
Pop!_OSはUbuntu系とはいえsnapもなく、NVIDIAドライバに友好的で、比較的ゲーマー向けのディストリビューションとなっています。
ただディスプレイサーバーが未だX11なんですよね、、、
でも2025年のQ3-Q4(つまり今ですよ!)くらいで次のバージョンがリリースされるらしいので、そこでWayland対応になるのかなと。
あとDEも独自の「COSMIC」というGNOME派生になるらしいので、今から楽しみです。
EndeavourOS

お次は「EndeavourOS」になります。
EndeavourOS(えんでばーおーえす)はArch系のディストリビューションとなります。
「Arch系?説明してないじゃん」となりますよね、そうですよね。
Arch系はArch Linuxに源流を持つディストリビューションで、最大の特徴はローリングリリースという形態をもつところだと思います。
ローリングリリースは、OS固有のバージョンを持たずにカーネル、ライブラリ、パッケージなど更新出来るものが出たら都度最新へ更新していくスタイルのことです。
そんなEndeavourOSですが、初期設定が大変です。
初期設定について軽く書いてみた記事もあるので見てください。
EndeavourOSの感想としては「初期設定が面倒で、パッケージ(アプリ)を導入するのも面倒だけど、Arch系特有の更新作業などはGUIで補助されている」ディストリビューションだなと感じました。
まず初期設定の面倒さですが、Arch系がそういう気風なのでしょうがないのですがOS導入時点では最小構成を謳われているので必要なパッケージは自分で探してきて導入しなくてはいけません。
手間です。
パッケージ導入の面倒さも同様で、基本的に「sudo pacman -S ¨hogehoge¨」で導入することになります。
アプリストアみたいなものが無いんですよね。
KDE使ってたからもしかしたらDiscoverあったのかな?
使ってるときは確認出来なかったです。
追記:Discover(アプリストア)ははじめは無いようですし、使用も推奨されていないようです。
Arch系特有のローリングリリースですが、EndeavourOSはWelcome画面のGUIから更新出来るのでそこは優れてると思いました。
本当に毎日のように重要な更新がバンバン降ってくるので、数日に一回、なんなら毎日更新しなきゃならないので、そこをGUIで補助してくれるのは助かりました。
あとはゲームの話になりますが、FF14がなんでかキビキビ動いてました。
マウスによる視点移動とか明らかにヌルサクだったんですよね。
ゲームの動作性はピカイチでした。
Arch系の流儀がそうなのですが、CUI(端末)によるアプリ管理とか、トラブルシューティング(そこそこの頻度で起こるらしい)を自己解決できるように勉強していく、Linuxの仕組みを深く理解しながら使うディストリビューションだそうです。
なんだか大変そうですが、使いこなせたらカッコイイですね。
openSUSE Tumbleweed

お次は「openSUSE Tumbleweed」です。
openSUSE Tumbleweed(おーぷんすーぜ たんぶるうぃーど)はRPM系ということで、系譜としてはFedoraなんかの仲間なんですが、Fedoraとは違う系列みたいです。
その中でもTumbleweedはローリングリリースを採用しています。
タンブルウィード、西部劇なんかで転がってる枯れ草がコロコロ転がる様子から「転がる=ローリングリリース」らしいです。
どうでもいいですが、私はヒナの刷り込みで「オープンスージー」と読んでしまいます。
まだ導入して数日なのですが、今のところ感触が良いです。
というのも、
- Debianのように古臭い(良く言えば安定重視)パッケージでない
- KDEが使える
- Waylandも対応(初期状態はX11ですが、初回起動時にすぐ切り替え可能)
- ローリングリリースだけどArchみたいに最新ジャンジャンではなく、ワンクッション安定性の確認が取れてからリリースされる(らしい)
- 導入(OSインストール)が分かりやすい
- Arch系のような煩雑な初期設定がほとんどいらない
- 私はUS配列キーボードなので設定が必要でしたが、初期からibus-mozcが入るらしい(日本語に優しい)
- nobaraのようにFlatpak偏重ではなく、ちゃんと独自アプリストアもある
- とはいえFlatpakを排除もしておらず、KDEのDiscoverからFlatpakのダウンロードも出来る
- ヨーロッパ圏で普及されてるらしく、「普及されてる=フィードバックが多い」ということなので使用感が簡便
などなど、今のところ好印象です。
openSUSE TumbleweedはAIの提案で導入してみたディストリビューションなのですが、これかFedora Workstationの2つの提案があり、使ったことのないopenSUSEを使ってみた次第です。
今後数日から数週間使った段階でopenSUSEの記事も書いてみたいですね。
追記:最近はゲームはFF14を遊んでいるのですが、不意にクラッシュします。
4,5日に一度の頻度なのですが、ログを見てもエラーが一切出ずに「スン」と落ちてしまいます。
ローリングリリース故にドライババージョンの不具合とかあるのかもしれません。
おわりに
そんな感じで私の約半年間のLinuxディストリビューション変遷とその感想でした。
2025年3月からLinuxに触れはじめて、Waylandの過渡期を経験しながら、8月にDebian13アップグレードを体験、今Pop!_OSで新バージョンを心待ちにしているとか、今考えると過渡期の変遷を一身に浴びていてとても新鮮な気持ちでLinuxと向き合えています。
どれがドンピシャ!というディストリビューションは中々ないもので、ディストリビューションの違い、DEの違い、ディスプレイサーバーの違いなど、組み合わせを考えると結局独自にカスタマイズが必要になるなぁと思っているこの頃です。
まぁ、それが楽しいんですけどねw
それではまたどこかで。




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