素人の戯言なので、レース志向の方には全く参考にならないと思います。
科学とか理屈とか苦手ですので、感覚と体感・経験での当時のまとめになります。
街乗りしてて疲れちゃう、もうちょっと漕ぎやすくスピード出せないかな、そんな時の参考になれば幸いです。
今回はおしり(ケツ・尻)が痛い時の工夫になります。
前提
どれくらいの条件でどれくらい走ってたかはこちらをどうぞ。
ちなみにサドルは完成車で付いてきた物をそのまま使っています。
そこそこ細長いシルエット、フカフカ過ぎず(以前乗ったGIANT CROSS3000はフカフカでした)、とはいえ肉抜きプラ板のようなクッション0でもなく(ヒルクライム用とかでありますよね)、中庸なサドルです。
服装もレーパンなんて物は履いたことありません。
こちらの記事内にも書いてあります、「おしりの痛み」について今回書いていきます。
沼にハマる前に参考になれば幸いです。
きっかけ
きっかけは2018年4月下旬から始めた自転車ダイエットです。
それまでは年間で2,500kmも走れば結構乗ってる意識でしたが、2018年4月下旬からは毎月1,000km以上のペースで走り始めました。
乗り始めてすぐヒザモモの痛みに耐えながら工夫を凝らして克服しましたが、クロスバイク歴11年目にして今更おしりが痛くなってしまいました。
前回の補足
part1はこちら。ヒザモモについて。
前回ヒザモモ~今回おしりの間で補足したいのですが、サドル位置を調整してもしばらくヒザモモが痛かったので、特殊なペダリングをしていました。
普通フラットペダルを漕ぐときって、11時~12時方向から5時6時方向まで”踏み込んで”ペダルを回してると思います。
私はその時ヒザモモの痛みが最高潮でしたので、普段の踏み方とは別に「5時方向から7時8時方向の引き足というか蹴り込み足ペダリング」を多用していました。
このせいでおしりが痛くなってました。
どういう事かというと、ペダルを、クランク下向きから後ろに蹴り込むので、自分の上半身(おしり)がサドルに押し付けられる格好だった訳です。
これをペダルが下に向く度に行って、それを毎日30km以上だったのでケツが二つに割れてしまいました。
そこでサドルを上げたついでに停車時におしりを降ろし始めたのがpart1の記事にも含まれます。
ですが、今回はもうちょっと細かくおしりの体験談をお話しします。
工夫した点
結論からいうと、おしりポジションを複数持つ(この記事)事と、体重分散(part3へ続きます)、です。
街乗り向けの体験談なので、レース志向の方はさっさとレーパン・ビブ買ってポジション固定させたほうが良いと思います!
ちなみに私はクロスバイクで1年で14,000km走っていて、内訳として毎日30km~80km走っています。でも下半身ウェアはユニクロのエアリズムぱんつにストレッチデニムorハーフパンツです。
午前30km、午後50kmとかでも全くおしり痛くなりません。
100kmとかだと流石にだるいかもしれませんが、そうなるとおしり以外もだるいと思います。
今回はおしりポジションについて書いていきます。
おしりポジションを複数持つ
おしりポジションというのは、そのままの意味なんですが、おしりの位置・角度を複数選択出来るようにしておく、という事です。
サドルの前寄り・後ろ寄りに座る、これもおしりポジションですね。
でもやってみると分かるんですが、後ろ寄りはいいかもしれませんが前寄りはあまり具合良くないです。
他にも、おしりの右側・左側に偏って重心を持つとか、
骨盤を寝かせる・立たせる(端的に言って腰を前のめり・立たせる)とか、
そもそもおしりをサドルに乗せる時間を減らすとか(part1の停車時おしり降ろしですね)
停車時おしり降ろし(part1参照)もかなり効くのですが。
今から詳しく書こうと思う、サドリング(勝手な命名で申し訳ない)とか。
サドリングとか勝手な言葉作るんじゃねーよ
ペダルを漕ぐことをペダリングというならサドルに関する動作・所作がサドリングでもいいじゃん?とか勝手に思って。
文字だけの説明で申し訳ないですが、どういう事かというと、
少し上で書いた蹴り込み足ペダリングだと、
- ペダル(クランク)を後ろに蹴り込む方向で脚に力を入れる
- 反動でおしりがサドルに食い込む方向(前・下)に動く
- アップライトなハンドルポジションなので全体重がおしりに掛かる
- おしりが二つに割れる
という流れになってました。
これをどう工夫したかというと、
- ペダルはフラットペダルらしい、12時~5時辺りで踏む動作
- 脚を踏む、という事はお尻~上半身はサドルに対して上・後ろ方向に浮く力が掛かる
- 身体が後ろに飛ばないように、上半身を撓める(前傾姿勢)
- 上半身の重さを腕とハンドルで支える(体重分散)
という流れになります。
これをちゃんと履行した場合おしりはどうなっているかというと、サドルに尻たぶだけ触れているような、座りダンシングのような状態になります。
尻たぶだけサドルに乗っているので、体重がおしりに掛かりません。痛くなる要素ゼロです。
サドルを思い浮かべて下さい。
普段想像する加重というのは、左右に一番広いスペースに骨盤を乗せるイメージだと思います。
ですが、このサドリングの場合、前方にニューンと伸びている所から左右に広がる凹Rの縁にモモの付け根~尻たぶが触れているだけになります。触れるのは凹Rの縁だけです。
このサドリングも選択肢(武器)として磨いておいて、お尻が痛くなりそうな時に使うようにするとおしりが割れるまでの時間稼ぎになると思います。
ですがデメリットもあります
このサドリング、大腿四頭筋~ヒザ周りの筋肉がめちゃめちゃ疲れます。
レッグペインと引き換えにヒップペインを和らげる、諸刃の剣です。
ただし、体重とマッスルパワーをそのままペダルにつぎ込んでいるので、いつもより時速は出ます。座っているとはいえほぼ立ち漕ぎなので当然といえば当然ですね。
まとめ
という訳で、おしりの痛みに関してpart1では停車時おしり降ろし、今回part2ではおしりポジション、その内のサドリング(勝手に命名)でした。
サドル沼にハマる前にやれる事はいろいろ試してみるのも良いかもしれません。
「おれはゆるポタ勢だからそういうの要らない」ではなくてですね、いざという時に選択肢が多いのは非常に安心感がありますので、参考にしてみてください。
むしろゆるポタ勢こそ、細やかな選択肢を複数持つ事がポタリングをより快適にさせると思います。
次回はpart1の内容も少し含まれますが、体重分散について体験談を書きます。
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